Thank you and Good bye, Everpix

私がオンラインサービスに課金することは珍しい。そんな中、課金したい!と思わせるサービスが画像管理サービスのEverpixだった。Macに入ってる画像やiPhoneにカメラロールの画像などをすべて自動的にクラウドに同期し、あちら側で管理してくれるサービスだ。

Everpixの強みは、画像を自動的に分類しアルバムにしてくれて表示してくれるところで、年代や場所や被写体で簡単に過去の画像にアクセスできた。flickrinstagramからの取り込みも自動でやってくれたし、すべての写真を一括で管理してくれる便利で美しいサービスだった。

だが、別れは意外にも早く来てしまった。

2013年11月にサービス終了を発表したのだ。12月15日の閉鎖となった。魅力的なサービスだっただけにとても残念だった。
そして、このほど、このスタートアップを立ち上げ閉じることになってしまった経営者がスタートアップが体験するであろう多くのデータをgithubで公開してくれた。

これによると、最後の2013年10月の時点でのユーザー数が約8万人。有料課金ユーザーは7000人弱。

users

subscribers

売上は$40000。サーバーコスト(AmazonWebService)が$30000だったとのこと。数字の上では利益が出てるが、これに人件費や販促費、その他の諸費を入れれば完全な赤字。追加の出資も獲得できず資金ショートで閉店ガラガラ、といった感じか。

sales

aws

この他、投資家へのレポート広告と結果レポートなどは興味深い。スタートアップをやってみようという人にとって参考になるデータだと思う。これほど赤裸々に内情をオープンにするのも珍しいのではないか。しかもgithubで公開するなんてオシャレではないか。

FounderのPierre-Olivier Latour氏はAppleで働いた後、Cooliris(写真を面上に並べてみせるアプリ)の日本支部のマネージャーとして東京に2年住んでたキャリアを持つ。次のプロジェクトにも期待したいところ。

Everpixがなぜ終了したのかはこちらの記事が詳しい。

 

shiva