オンラインストレージの生き残り

昔からアップローダーなど、ネット上にファイルを置いて管理したり共有したりということはあったが、今日のオンラインストレージサービスを作り上げたのはDropboxと言ってもいいのではないか。特に同期機能は一種の革命的な技術・サービスとなり、他社も追従している。星の数ほどあるストレージサービスだが、やはり勝者敗者は決まるもので、市場から退場していったサービスも多い。そこで、今回は生き残れそうな、または最終的に競争し続けられそうなサービスをまとめてみる。目新しいものはない。王道サービスだ。

Dropbox – 2GB/Free        100GB/$99/Year

Google Drive – 15GB/Free     100GB/$60/Year

SkyDrive/OneDrive(Microsoft) – 7GB(25GB)/Free     125GB/$50/Year

Box – 5GB(50GB)/Free   100GB/$120/Year

Amazon Cloud Drive – 5GB/Free    100GB/$50/Year

正直これくらいしか勝負できそうにないと思う。他にもBitcasaなどあるけど、おそらくサービスはそう続かないと予想。
他にも、PaaS系としてAmazon S3がいる。これ系はMS AzureRackspaceもやってるし、Google Cloud Storageなんてのもあるけど、あまり使ってる事例を聞いたことない。圧倒的にAmazonだ。

ちなみに、iCloudはただの同期サービスなので省いた。

先行者としてDropboxが良いポジションを確保してるけど、料金が他社に比べ割高で、機能もほとんど他社と変わらないため、将来は不透明ではある。写真管理のSnapjoyMailboxなどを買収したが、まだ事業の大きな柱にはできてない。
印象としては、Googleは強く、優位性があるが個人情報の懸念で敬遠する人が少しずつ出てきてるマイナス要因が気になる。Microsoftも昔からストレージサービスはあるが右往左往しヒットしていない。Amazonもショッピングサービスというイメージで、一般ユーザーはストレージのことなんて知らない。Boxは個人より企業向けに攻勢をかけているので、そちら方面で優位となりそうだ。

サービスの性質上、ファイル置き場または同期サービス、としての機能で横並びにならざるを得ない。短期的には価格と安定性、セキュリティあたりでしか差別化できない。ただのファイル置き場から同期サービスが加わったように新しい利用方法が加わるまでは各社難しい戦いになると予想する。

最後に、私は全サービスにアカウントを持ってる。Googleは旧有料プランを維持(36GB/$5/Year)し、Box(50GB/Free)と並んでファイル置き場にしている。Dropbox(20GB/Free)のみを同期サービスに使っている。

 

shiva