Week Dec.5 – Dec.18

1週間、ネタをメモしておいたがちゃんと書くのを怠けたので今回は2週間分になってしまった。

Amazon Go

Amazonがレジのないリアル店舗を公開。

入店の際にスマートフォンのAmazonアプリで機械にタッチしてチェックインするとその人とAmazonアカウントが紐づけられ、あとは店内の品物を自分のバッグに入れて出るだけで全て完了と。センサーや様々な技術を駆使して手に取った商品やバッグに入れたことを認識するようだけど、どれほどの精度があるのか。日本の大企業や小売店などはなかなか自社にエンジニアを抱えてないし、イノベーションは起こしにくい。すでにいくつかの企業がセルフレジなどを製品化してはいるが、なかなか使いやすくはなかったりする。利用者のリテラシーや理解に合わせて作るのも大変そうではある。ネットショップ(とAWS)では大きな存在になったAmazonだが今後リアル店舗をどう展開していくのか注目だ。

KDDI Acquires Biglobe

KDDIがBiglobeを買収した。通信キャリアは土管化などと揶揄されるようになったが、何になろうがインターネットに接続するためにはISPが必要であり、そこには市場があり、成長率は低いが利益にはなる。Biglobeはシェアランキングで4位らしい。 1位はNTT系のOCN、2位はSoftbank系のYahooBBということで、KDDI系の存在感がなかったので、そこに食い込むための買収とも考えられる。何と言っても、モバイル回線と固定ネット回線のセットはセールスポイントの1つでもあるのだから。

DMM’s new CEO

DMMのCEOにpixivの片桐孝憲氏が就任したと発表。まだ若く、画像系のサービスの創業者であり、DMMという巨大で様々な事業を展開する企業のCEOとは意外なチョイス。DMMはエロのイメージが強いが、今では金融や3Dプリントやゲームなど多岐にわたるサービスを抱える。上場も余裕でできる規模ではあるが、やはりエロが足を引っ張るか。それでも、この若いCEOの抜擢から考えると、特に上場や社会のイメージは気にせずネットの新しいサービスをどんどん提供していく面白い企業を貫いていくということだろうか。

Fitbit Acquires Pebble

FitbitPebble買収した。これにより、Pebbleは終了となる。人材と知財のみを買い取るらしく、Pebble製品やブランドは消え去ることに。既存の製品のサポートも終わるらしいが、2017年中はPebbleのサーバーに依存せずに使い続けるようソフトウェアの改修をするらしい。ウェアラブルはまだ一般にまで普及していないので、ベンチャーも生き抜くのが難しい段階ということか。

Softbank meets Trump

Softbankの孫正義氏がトランプと会談し5兆円の投資と5万人の雇用を創出すると発表した。後日プーチンとも会ったらしく、日本最強のビジネスマンぶりを見せつけている。Softbankの株価も急上昇した。

Waymo by Google

長く自動運転車を走らせてきたGoogle(Alphabet)が軌道変更し、当該部門を分社化しWaymoとなった。印象としては、自動運転車ハードウェアを作ることを目的とはせずソフトウェアに専念する形、と受け止めた。クライスラーと提携して自動運転技術を搭載した車をリリースするらしい。Appleもすでにハードウェアから撤退し自動車向けOSなどソフトウェアを作る方向に舵を切ったらしいし、モバイルOSの戦争のように、今後は自動車OSでの争いが本格化していくだろうか。Microsoftはどうする?

Kashima did well

日本で開催されているサッカークラブワールドカップ。Jリーグ王者の鹿島アントラーズが南米王者のナシオナルを攻略し、決勝では欧州王者のレアルマドリーを苦しめた。開催国枠ながら大健闘した鹿島に日本中が興奮した良い大会となった。が、その裏では現在Jリーグの放映権を持っているスカパーが撤退と発表。DAZNを展開するPerform GroupがJリーグと10年間総額2100億円の契約を結んだのが理由だろう。これによりJリーグはかなり豊富な予算を確保することができ、今年で不評だった2シーズン制を廃止した。今後この資金が各クラブにも配られ、クラブはそれを資金に海外の大物選手を獲得できるかもしれない。鹿島は今大会で4億円は手に入れたはずなので、どんな選手を連れてくるのか楽しみだ。だが、柴崎や昌子が注目されてしまったせいで海外に移籍していく可能性が高まった。その穴を埋めるための資金にもなるだろう。

Evernote policy

ノートアプリで人気のEvernoteプライバシーポリシーを変更を予告し、従業員がユーザーのノートを自由に見れる、という文言を入れたことで大きな批判を受けることとなった。目的はディープラーニングに利用し、それを確認するため、ということだったようだが、やはりユーザーとしては重要な情報も保存しているだろうし、かなりの抵抗となった。そして、Evernoteは撤回を発表した。結局、評判を落とし、ユーザーを離反するだけの結果となった。ユニコーンと呼ばれた企業も苦戦している。

AirPods on Sale

10月発売と発表されていたAirpodsだが直前に延期され、ずるずると伸びた後、12月13日に突如として注文開始した。自分もネットニュースをあさってる時に偶然気づいて即注文したので発売日の19日に届く予定だ。今注文すると6週間待ち。
また、Appleは修理情報を追加し、Airpodsを紛失した場合は$69で補充できる。これで安心して失くせる!?

Yahoo 1 Billion

すでに5億人ぶんのアカウント漏洩を発表していた米Yahooがさらに10億人ぶんの漏洩を発表した。数が半端じゃない。今回も漏洩ははるか昔の2013年8月のことだ。すでにYahooは落ち目とされており、長い間身売り話も出ては消えていったが、ベライゾンが買収することで合意していた。だがこれらの漏洩によるかなりブランドや企業価値にも影響しただろうし、さらなる話し合い、もしくは破断にもなる可能性が指摘されている。YahooJapanは相変わらず日本においては強者を維持している。

 

shiva