産業は進化するほど いざという時 役にたたない

というわけで、遅めの風邪にやられました。頭が3倍くらいになったかという重さ。なんとか復活したけど。
さて、今日のお話は、タイトル通りですが。

わたしはいわゆるIT系のお仕事なわけですが、このお仕事、パソコン、ネットのどちらかがないと仕事ができません。大地震などで大きなダメージがくるとお手上げでしょう。この業界はいまのところ第三次産業と呼ばれているようだ。(でも、第4次や第5次に入れるべきなどの議論があるらしい。詳しくはWikipediaなどで)

簡単に分類すると、

第一次産業: 農業、林業、漁業など
第二次産業: 鉱業、建設業、製造業など
第三次産業: 小売業、サービス業、金融、教育、情報通信など第一次にも第二次にも属さないモノ

とされている。もう一目瞭然だ。上にいくほど、古かったり、基本的な作業が多い産業だ。別にそれが遅れているとか悪いわけじゃなく、そういう種類のお仕事だということだけであるが。

で、本題だが、たとえば、地震が起きてライフラインが止まるなどいろんなことが起きると、やっぱり仕事も止まる。そのダメージの大きさが産業によって変わってくる。最初に書いたように、IT業界はパソコンに依存している。最近ではネットも必須だ。それぞれ電気を必要としているため、地震がきたら一発でENDだろう。小売業なども、商品の供給がストップすれば終わりだ。
第二次産業はどうか。最近ではもちろん多くの機械を使用しているため、効率は大きく落ちるだろうが、昔からの大工などは災害には動じないだろう。実際、復興に最大の貢献をするのは建設業だ。肝心の材料も、地域にある木材などを利用すれば続けられるだろう。製造業も作るモノによるが、自動車や家電などの近代製品以外のモノは影響が少ないだろう。
そして、第一次産業は、人間が生活する最も上で必要な基本的な部分であり、地球の恵みを活用している産業だ。これは基本的に何が起きても続けられるだろう。続けられなくなったときは人類の終わりを意味する。

とはいえ、実際には世界も社会も産業も、すでにグローバル化し、複雑にネットワーク化しており、小さな波が大きな波となって危機的なダメージとなる可能性が十分ありえる。サブプライム&リーマンショックがこれほど世界に打撃を与えるとは思ってもみなかっただろう。

そこで、長い目で見たとき、第一次産業を盛り上げるのがおもしろいかもしれない。

 

shiva