Life is short

メッセンジャーまとめ

駆逐してやる!携帯メールをな!ってことメッセンジャーアプリは必須になってる世の中。日本ではLINEが完全勝利状態になってしまってるけど、他にもたくさんあるんだよ、ってことでまとめてみたいと思う。個人的な評価も勝手に加える。基本的にiOSから見た論評です。必要権限の問題で実際に試せていないアプリもあるのでそのつもりで。

Facebook Messenger

言わずと知れた世界最大のソーシャルネットワーク。そのユーザー数は14億人近く。接続性という意味では最強のポテンシャルを持っている。が、メッセンジャーに参入したのが遅く、ユーザーの中でもメッセンジャーアプリを使ってるのは少ない。アプリはシンプルで、LINEのようにごちゃごちゃしておらず、スタンプ(ステッカー)にも対応している。が、LINEほど豊富でもないし人気キャラもなく、日本人の好むようなものは少ない。
個人的に、シンプルさと海外の友達とも使えるこのアプリがオススメだ。

WhatsApp

メッセンジャーマーケットで成功しfacebookに買収されたサービス。その額2兆円。南米や欧州などでトップシェア。こちらも外国発らしく(アジアとは違って)シンプルで、スタンプもなし。ビジネスもシンプルで、広告や個人情報を売って儲けるのではなく、年額$2だけでやっていくとしていた。が、facebookに買われ、この辺りが微妙になり、抜けていった人も多い。SMSの代替としてテキスト交換としては必要十分で、それだけが目的の人にはちょうど良い。海外の友達とやりとりするのにも適している。

iMessage

Appleが開発運営しMacとiOSでのみ利用できるサービス。専用アプリはなく、SMS/MMSを送受信するMessage.appがiMessageを兼ねる。携帯メールを送る感覚で利用でき、iMessageを使えない相手には携帯メールで送る形になるので、到達性という意味ではもっとも高いかもしれない。だが、iMessageとしてはユーザーは限られる。仕様としては、End-To-Endで暗号化しているため、Appleでさえメッセージの内容を見ることは不可能。セキュリティ・プライバシーの面でもよく考えられている。課題はプラットフォームの狭さか。

LINE

日本で一番普及したメッセンジャーアプリ。たぶん、私よりもあなたの方が詳しい。スタンプやゲームなど、無料のメッセンジャーアプリとしては付随するサービスでもっとも収益力のあるサービスと言えるかもしれない。可愛らしいキャラなどはとても日本的で受け入れやすいが、個人的にあの可愛さが受け付けられずにいる。また、韓国製であり、メッセージ内容が韓国政府に渡っているという噂も後を絶たない。シェアも日本では圧倒的だが海外ではまだまだ弱者。伸び代は十分だが競争相手は手強い。

Skype

ネット電話の定番アプリ。通話もだがチャット機能も昔から人気。しかし、モバイルアプリでの機能拡充に遅れをとり、メッセンジャーアプリとしては存在感がない。プッシュ通知やオフライン時でのチャットができなかったのが致命的だった。Microsoftに買収され、そのあたりは解消されたが、やはりそれでもその知名度にあったほどの人気は得られていない。個人的に好きなアプリだがMSのUIが好きになれない。

Hangout

Googleが開発運営している。Google+向けのビデオチャットサービスとして始まり、その後GoogleTalkと統合されメッセンジャー+通話アプリとなった。Google+同様にあまり存在感はない。特にiOSだとあまり使ってる人はいないんじゃないだろうか。AndroidだとOSに組み込まれてたりするんだろうか?

Telegram

セキュリティとプライバシー保護の良さを売りにしてるドイツ発のアプリ。プロトコルも公開され、APIもあり、かなりオープンなアプリ。暗号破りに懸賞金をかける自信。韓国の人のサイバー亡命先として人気。個人的にお勧めしたいところだが、iOS版を使う際にアドレス帳権限を渡さないと使い物にならないのがネックで使っていない。プライバシーを重視するならこれはなくても使えるようにすべきであろう。

viber

楽天が買収したことで知られる。iOSではメッセンジャーアプリが今のように普及する前から始まっている。モバイルメッセンジャーのアーリーアダプターならおそらく一度は試したことがあるはず。楽天に買収されたことでもう使うことはないだろう。

Tango

viberと同時期に始まったアプリ。最近では動画作成機能やゲームなど、LINEのような展開を進めているようだ。

KAKAOTALK

こちらもLINE同様に韓国発のアプリ。LINEは日本支社発だがKAKAOは完全な韓国産で、韓国では最大シェアを誇る。が、当局から情報提供を要求されたことで、ユーザーが海外のアプリに逃げ始めた。日本でもそこそこユーザー入るらしい。

WeChat

中国産であり中国で最大シェアを誇る。ユーザー数だけなら優にLINEを超える。だが、利用者はほぼすべて中国人といっていいかもしれない。中国産ということで中国政府の影響もありセキュリティ・プライバシー面などは不安を残す。

ICQ

パソコン時代からのメッセンジャー業界の雄。1990年代から人気を博す。が、今では完全に過去の栄光。今でも存在してることがすごい。

Nimbuzz

こちらもviberやTangoと同じくらいの時から存在するモバイルアプリ。こちらは他社と違い、独自のメッセージシステムは持たず、他社のメッセージシステムにアクセスして使うことを主にしている。TwitterやFacebook、Hangoutなどが使えるらしい。試したのは大昔なので今はよく知らない。

Bleep

P2Pファイルシェアリングで有名なBittorrentの開発元が試験的に開発リリースしているアプリ。P2Pの専門家として、Bleepも同様の手法で実現している。基本的に中央サーバーでメッセージを中継するのではなく、P2Pで接続してやりとりすることになる。そのためセキュリティも高いといえるだろう。個人的に注目しているアプリだ。現在まだ開発段階のためプラットフォームは少ない。iOSアプリが待たれる。
P2PをビジネスにしていってるBittorrent。そしてP2P(winny)を殺した日本。

Path Talk

プライベートなソーシャルネットワークとして一瞬湧いたPathによる新しいメッセンジャー。Path.app同様に美しいUIと、斬新な機能で注目を集めているが、一般層にまで知名度は広がってないのが残念。みんなもっと新しいもの試そうぜ。

番外編

メッセンジャーではないけど、コミュニケーション・コラボレーション向けのサービスとして

Slack とか HipChat とか。最近はEvernoteも始めたり。Twitterもメッセンジャーになれたりもする。

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