30年後の世界

ソフトバンクの孫社長が30年後の世界を妄想したイベントが先日行われた。Youtubeにて動画が見れますので、時間があるかたはぜひご覧になってみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=nbsHXZ4FaEw

そこで、今回は自分なりにも妄想してみようじゃないかと思ったわけだ。妄想するだけならタダですから。ハズレても30年後ならみんな忘れてるし・・・

クラウドが主流に

すでに今でもクラウドが人気ですが、30年後には”すべてが”クラウドになっていくでしょう。もうローカルにデータを保存しておく必要はない。データの保護、バックアップやウイルス駆除などは、全部”あっち側”でやってくれます。なんといっても、今よりネットワークの速度が10億倍ほどになりますから。(10年前はISDNの128kbあたりが主流だったけど今では100MBを超えている)フルハイビジョンの映画でも1秒かからずダウンロードして見ることができるようになる。自分の写真、動画、音楽などはすべてクラウド側においておき、共有も簡単にできるようになる。これらはすでにできてる部分もあるけど、30年後には、”オリジナル”を共有することになる。今はローカルのファイルをネット上にコピーしてる。ローカルで主から、クラウドが主になるだろう。その頃には、クラウド提供会社は統合され5社以下になってる気がする。Amazon、Google、MSに新興2社といったところか。日本の企業は入れないだろう。

シンクライアントが主流に

これは前述のクラウドと深い関係だけど、そもそものパソコン自体もクラウドになる。シンクライアントとは必要最低限の性能の端末を手元に置いといて、必要な処理などはサーバー側でやらせて使おうという感じ。サーバーにリモート接続して使うことになる。ローカルにデータは一切ないわけですから、大容量HDDがいりません。最低限のOSさえ動けばOKとなる。そこで注目するのがChromeOSである。これはまさに新時代のパソコンの利用法を目的としたOSだ。もしかしたら、30年後はChromeOSがWindowsのシェアを超えている可能性もある。いくらネットのスピードが上がったといってもローカルメモリの速度に勝つことは出来ないだろうから、そのときには大容量のメモリーを積んでいるはずだ。TeraByteかもう1つ上のレベルになるだろう。
またただデータだけをクラウドに置いておくのではなく、パソコンそのものもSaaSとして利用することになる。シンクライアントからのリモート接続先だ。月額制でスペックによって料金が変わる。

所有の形が変わる

電子書籍元年といわれる2010年。プラットフォームもAmazon、iBooksからGoogle Booksなど日本でも多くの電子書店が出来始めている。iPhoneをお持ちの方ならAppStoreでアプリを購入したことがあるだろう。一度買ったアプリは再ダウンロードは無料である。そう、アプリを取得するためにお金を払うのではなく、所有権を買うためにお金を払うのだ。アカウントに所有権が紐付けられるため、いつどこからでもどの端末からでも利用出来るようになる。これが常識になる。音楽も動画も電子書籍も、データはクラウド側が用意し、ユーザーは所有権を買えば楽しめるようになる。これにより、たとえばAVATARという人気映画の動画ファイルはクラウドに1つありさえすればいい。現在のように所有者みんなが1つのコピーをローカルに所有してストレージを無駄に消費する必要はなくなる。またこれは同時に海賊版や違法ダウンロード対策にもなる。とはいえ、この問題はイタチゴッコであり、所有権を購入してストリーミングでダウンロードしたものをクラックして共有する人もいなくならない。結論としては、アカウントに紐付けされた所有権とDRMで固めたデータのストリーミング配信だ。全部クラウドにあるんだから、DRMフリーじゃなくてもいつでもどこからでも利用できるし。

ここまで書いて疲れたので、続きの妄想はおいおい追記していく(笑)

 

shiva