Macのバックアップとリストア、自分用メモ

Lionにしてから、なんか不安定なことが多く、数日おきにクラッシュするようになってしまった。そこで、一度クリーンインストールからやり直してみようかと、環境のバックアップとリストアを考えてみる。

バックアップということなら、TimeMachineを使うのがベスト。もちろん使ってる。だが、不具合環境をそのままリストアしても意味ないし、この際不要なものはすべて消してしまいたい。そこで、必要な部分だけをリストアップ。

「バックアップすべきファイルとフォルダ」

  • /USER/Movies
  • /USER/Music
  • /USER/Documents
  • /USER/Pictures 
  • /USER/Virtual Machine
  • /USER/Library

以上がほぼデフォルト。プラス自分で追加したフォルダ。

  • /USER/Dropbox
  • /USER/LogMeIn Hamachi
  • /USER/Business
  • /USER/Personal
  • /USER/Dev
  • /opt/local/var 
  • /opt/local/etc

以上がバックアップすべきフォルダ。ほぼ全部じゃねぇか、というツッコミはなしで。

ここからはリストア後再インストールすべきアプリ。使用するアプリということだ。

  • iLife
  • iWork
  • 1password
  • Aperture
  • AppDelete
  • Art text 2
  • aTV Flash
  • ClamXav
  • Cloud.app
  • Courier
  • CoverScout
  • CrashPlan
  • DeltaWalker
  • DEVONthink pro
  • Dropbox
  • DVDRemaster
  • Evernote
  • FaceTime
  • Firefox
  • flickery
  • Flickr Uploadr
  • Flip4Mac
  • Google Chrome
  • Google Earth
  • Google IME
  • Handbrake
  • Hands Off!
  • IconBox
  • Knox
  • LaunchBar
  • Libera Memory
  • Little Snapper
  • LogMeIn Hamachi
  • Lyric Master
  • MacFamilyTree
  • MacPorts
  • MainMenu
  • Mi
  • Jumsoft Money
  • Mover Connect
  • MPlayer X
  • OpenOffice
  • Opera
  • PHPStorm
  • Pixelmator
  • PostworkShop
  • PulpMotionAdvanced
  • RipIt
  • ScreenFlow
  • Scrivener
  • Sequel Pro
  • Sketch
  • Skitch
  • Skype
  • Sleepytime
  • Snowtime
  • Sparrow
  • Steam
  • Swift Publisher
  • The Unarchiver
  • Things
  • Timeline 3D
  • Transmission
  • Transmit
  • Tune Instructor
  • Tunnelblick
  • Twitterrific
  • VMware Fusion

といったところ。最新バージョンのライセンスを持ってないものもあるからアプリのバックアップも必要か。

とりあえず、ここまでメモ。そのうちアプリの配布元へのリンクをつける。

 

今のインターネットにローカリゼーションは逆効果かもしれない

近年、インターネット・ガジェット業界をにぎわすのはGoogleAppleMicrosoftを主役として、そのまわりにfacebookTwitterAmazonなどが並んでいる。少し前ならもう1社ここにはいるべきだった。

Yahoo

だが、残念ながら現在はまったく(これっぽちも)話題に出てくることがなくなった。本当にかわいそうなくらいに。最後に話題になったのは、彼らの新製品などではなく、Microsoftからの買収提案の時だ。今思えば買収されていた方が、WindowsPhone7に機能が採用されたり、今とは違った展開が見れたかもしれない。

本題にもどろう。
YahooはGoogleやAppleなどとは違う方法を採っている。 GoogleやAppleは基本的にすべて本社主導。というか、木が1本あり、各国の支店は枝になってるだけだ。もちろん、多少のローカリゼーション作業はやっている。だが、基本的に本社を元に製品を開発し、本社が製品をリリースする。営業所や開発ラボが世界各国にあるだけで、本社と同じ位置づけなんだろうと思う。
かわってYahooは、各国独自にポータルサービスを展開し、日本では完全に独立してサービスを行っている。たとえば、日本のYahooはSoftbankが米Yahooに出資したところから始まり、Softbankと米Yahooの共同出資で生まれた。 実質的にはSoftbankがほぼ全権を持つような形で米Yahooからはブランドだけをもらい運営しており、サービスも米Yahooとは大きく異なる。

もともとYahooは(ディレクトリ)検索分野でユーザーに受け入れられ、Googleとも検索で競争していた。しかし、Googleに圧倒的な差をつけられ、最近では検索よりただのポータルサイトになっている。 そして、YahooJapanは2010年、これまで利用していた米Yahooの検索エンジンをやめ、Googleエンジンを採用した。親会社の製品から競合の製品に乗り換えた。これはもう完全に独立しているという象徴のように思う。

このように、Yahooは完全にローカルで事業を行っている。言い換えると、世界向けサービスは少ない。それぞれは国内向けのサービスであり、世界的にインパクトを与えることも無いしニュースにもならない。そのため、GoogleやAppleのように新製品の発表に世界中が注目する、ということが本当にない。口コミ力がきわめて弱いブランドとなってしまったのだ。今日も、Yahoo JapanがYahooボックスというオンラインストレージサービスを発表した。もちろん、日本向けオンリーである。

インターネットは情報を一瞬で世界中に伝達することが出来るものだ。だが、ローカライズするということは、内向きであり、情報がそこから外に出て行かない。だから、日本人にとってYahooとはYahooJapanがすべてなのだ。米Yahooが何をしようと(ネット業界人をのぞいて)誰も知ることは無い。

同時に、A地区で作ったものを、B地区に移す、ということも難しくなる。それぞれが別運営体だからだ。別の木になっているわけだ。GoogleやAppleのように本社の木から各国の支社の枝に水を運ぶことは出来るが、異なる木であるYahooを水も栄養分も運ぶことが出来ない。

競争とスピードの激しいネット業界では、斬新なサービスを早くだし、認知され、利用してもらえるか、が成功に絶対必要なものだ。ローカリゼーションによる情報・サービスの分断はメリット以上にデメリットになるのではないか。

今後もYahooが盛り返すということは期待できそうにも無く、中央集権の巨人たちが業界をにぎわし続けることになるだろう。