世は大メッセンジャー時代!
近年LINEの大ヒットでメッセンジャーが一般層にまで広がった。昔はメール(Email)とメッセンジャー(Skypeなど)は完全に別ものだったけど、今では完全に競合し、若者の中ではまったくEmail(キャリアメール含む)を使わない人もいるんだとか。さて、そのメッセンジャーだが、最近はFacebookのWhatsApp買収で大きな波がたっている。そこでちょっとメッセンジャーサービスをまとめてみようと思う。
韓国のネイバー社の子会社LINE(旧ライブドア)が開発運営するサービス。LINE社は日本の企業なので、しばしば日本発と言われたりするが、所在地が日本なだけで企業自体は韓国といっていい。すでに若者のほとんどが利用しており、上の世代でも広がっているらしい。さて、LINEのヒットの理由は、やはり「吹き出し」「既読」「スタンプ」であろう。吹き出しレイアウトにより、これまでのメールのように宛先を意識せずチャット感覚で会話出来るようになったのは大きな利便性の向上になっている。既読は”気にしぃ”な日本人には欲しかった機能なのかもしれない。スタンプはまさにLINEの発明と言ってもいいだろう。ここから始まり、他社もマネしていった。すでに同様の他社サービス(viberやTango)があったにもかかわらず、日本で初めてヒットしたメッセンジャーになれたのは前述の3点+運といったところだろう。口コミ力は強し。ちなみに、個人的にインストールはしているがほとんど使ってない。
Facebookの機能のひとつにメッセージ機能があり専用アプリがリリースされている。とてもシンプルで使いやすく、通話も可能。LINE同様にステッカー(スタンプ)もある。だが、ゲームもないし、企業アカウントなどもなく、純粋にユーザー同士のメッセンジャーに特化しており、個人的に一番すき。
Facebookに1兆9000億円という莫大な額で買収された世界最大のメッセンジャーサービス。特に欧米では圧倒的なシェアを誇る。あちらではLINEのシェアは雀の涙。WhatsAppもFacebook同様にメッセンジャー機能に特化しており、ステッカーもない。年間$1の料金だけで広告もその他の要素もないという割り切りが素晴らしい。Facebookに買収され、サービスは維持されると発表はされているが、どうなるかは不透明。Facebookと連結される可能性は高く、その面では多くの人にメリットがある。が、この買収に嫌気がさし、別のサービスに乗り換える人も。
メッセンジャーでは老舗。ネット電話として世界的に有名。だが、その特徴であるP2P仕様により、中央サーバーがなく、オフラインでのやりとりができないという現代のメッセンジャーユーザーにとっては大きなハンディを抱えている。最近はその点も改善しており、オフラインでのチャットもできるらしい。だがオフラインでの通話の呼び出しはまだ対応できず。ちょっと対応が遅いけど、個人的には好きなサービスで応援している。
まだ続く。