Life is short

WWDC 2016 review

すでに1ヶ月以上が経ち、すでにPublic Betaまでリリースされてしまっているが、前回のエントリがWWDC予想だったので、今回はレビューをしないといけない。遅ればせながら。 iOS 10 iMessage API 予想通り。他社がAIやBotなどを進めてる中でAppleだけ何もしないわけにはいかないし。ただこちらはメッセージに定型文や画像をPUTするAPIなだけでBotなどには基本的に対応してないと思われる。iMessageの送受信APIがあれば、Bot用のAppleアカウントを作ってBotに対応させることができるだろうがAppleがそこまで公開するとは思えない。でももし公開すればサードパーティによるiMessage for Androidが可能になるだろう。そう、今回もこれはおあずけだ。秋のイベントでサプライズあるか? Siri API こちらも予想通り。1%としてたが。内容は6タイプのみの公開で、 – RideBooking(Uberなど乗り物の予約) – Messaging(WeChatなどメッセージの送信。おそらくLINEも対応するはず) – PhotoSearch(画像検索) – Payments(支払い) – VoIPCalling(ネット音声通話の開始) – Workouts(ワークアウロの開始) と、かなり用途が限定されてる。サードパーティのTODOアプリにタスクを追加、なんてことはできないかもしれない。どれかの使って代替的に対応できるのかもしれないが。AppleはAPIのオープンにかなり慎重なスタンスだから、今後広がっていく可能性が高い。 Message App 2.0 メッセージアプリが大きく進化し、表現力が蓋かになった。手書き文字の送信や相手のメッセージへの簡易返信フラグ、文字サイズや表示エフェクトなど大きく進化した。そして何より前述したiMessage APIを使ったAppStore in Messageが始まる。誰でも簡単にステッカーを売れるわけだ。LINEには大きなカウンターパンチと言える。ただし、やはりAndroid対応がないのでユーザーが限られてしまう問題が残る。これだけ多くの機能を追加しても使ってくれる人がいなければ、アプリ開発してくれる人がいなければ意味がない。 Maps & API これは完全にノーマークだった。マップアプリにAPIを通じてレストランの予約ができたりするようになる。また、これ以外にもマップアプリ自体が大きく変わり使いやすくなった。ただ肝心の地図の内容がまだまだGoogleMapsに劣る点は否めない。そういえば、iOS 10で電車の乗り換え案内が日本(おそらく東京のみ)でも始まる。 Home HomeKitのデバイスを操作するための専用のアプリが追加される。簡単な操作で家中のライトなどのHomeKit対応製品を管理できる。ただし日本だと対応製品がほとんどない。Siriでも操作できるよ。 Music 予想通り、Musicアプリがリデザインされた。正直微妙。慣れるまでに少々の時間がかかりそう。 Photos 他社がやってるように、写真を解析して自動的にアルバムを作ってくれるようになる(Memories)。 macOS Sierra macOS 名称がmacOSになった。ただしナンバリングは変わらず10.12のまま。 Unlock Mac with Apple Watch こちらも予想通り。ただしTouchIDではなくWatchのみ。Watch売りたいんだろうなぁ。Mac側は2013年以後のものが必要で、Appleアカウントも2段階認証を設定していないといけないなど幾つか条件がある。私のは無理だ。 Siri MacにもSiriが来る。もう数年前から妄想されてたことがやっと実現。Siriで検索した結果をファイルに追加したりなど便利に使えそうだ。 […]


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