この度iA Writerを購入した。このブログもiA Writerで書いている。Markdownで。そもそもMarkdownで書くのを前提にエディタを探し、Evernote連携のAlternoteを見つけたことはすでに書いた。だが、AlternoteはMarkdownの対応がイマイチ。しかも、書いた途端にリッチテキストに勝手に変換されてしまい、元のPlaintextが残らない。そのため、Markdown機能を無効にして使っていた。まったく意味がなかったのだ。Evernote保存という利点のみ。Version2でフルmarkdownに対応すると言ってたが、こちらも伸び伸びでリリースは今年後半とのこと。というわけで、iPad Proを新調したついでに、iA Writerを購入したわけだ。すこぶる快調で書く楽しみがある。
前置きはこれくらいにして、今回は自分が使ってるテキストエディタと用途を整理してみようと思う。
Evernote
テキストエディタの範囲を大きく逸脱してはいるが、エディタとして大いに活躍できるソフトウェア。画像やPDFや他にどんなファイルでも詰め込むことができ、アプリ自体も結構重めなので、これで書くというのはなかなかしんどいかもしれない。なので、個人的にはエディタというよりストレージ的に溜め込んで、もっぱら閲覧が主目的となっている。無料。
Alternote
すでに紹介したが、Evernoteを軽くしてMarkdown対応にし、GUIもかなりシンプルにしたアプリとなっている。Markdown抜きにして、ライブラリ管理できEvernoteで同期もでき、簡単に使い易いエディタを求めてる人には良いだろう。しかも、安い。840円。iA Writerを購入した今となっては出番は無くなった。
SublimeText 3
主に技術者に人気のテキストエディタ。プラグイン機能があり、かなりの数のサードパーティのプラグインが存在し、このテキストエディタを拡張できる。アプリとしてはシンプルで軽く、様々なSyntax Highlightにも対応しており、これだけなら同様の機能のあるアプリは他にもあるが、プラグイン機能が愛される理由となっていると思う。なお、フル機能で期間制限なく無料で使えるがあくまでライセンスは購入しなければいけない。大人ならちゃんと払おう。でも高い。$70。自分はもっぱらすでにあるテキストファイルを開いたり、簡単なコードを書くのに利用している。仕事柄、数十MBほどのCSVを開かないといけないことがあるのだが、Sublimeが唯一問題なく開いてくれる。
iA Writer
そして、この度仲間に加わったiA Writer。どシンプルで、テキストを書くことだけに情熱を注ぎ込んだ最高のMarkdownエディタ。ジェスチャーによる操作にも対応しており、とても気持ちいい。リアルタイムでPreviewできたり、本当にMarkdown好きにはたまらない一品となっている。iCloudによるファイルの同期にも対応し、iPhone、iPadとも同期できる。Dropboxにも対応しており、そうするとAndroidアプリとも同期できる。Mac版は1200円、iOSは600円。もっぱらブログ書くのと、ちゃんとしたメモ書きなどに利用している。
Apple Notes
Appleのノートアプリ。これまたどシンプルなノートアプリだが、最近は画像や手書き、ウェブリンクの追加、など機能が増えてきた。実はノート内に様々なファイルを埋め込み保存もできる。当然iCloudでiOS/Macで同期も可能。容量はiCloudDriveのプランによるので無料で5GBか。もっぱらiOSとMacでやりとりする一時的なメモの置き場となっている。
Scrivener
完全に小説やレポートなど長編書きに特化したアプリ。プロジェクト単位での管理になり、様々な資料などを保存して書くことをサポートできる。お値段は5400円。もっぱら小説書きに利用している。なお、まだネタを書き留めてる段階。
というわけで、それぞれ微妙にことなる用途になってるので使い分ける必要がある。すべてをEvernoteにまとめて、各アプリがEvernoteをバックエンドに使ってくれたら助かるけど、最近はEvernoteも先行きが怪しくなってきてるので、今後どうなるか。Apple NotesやMicrosoft OneNoteがEvernoteからの乗り換えサポートをしたり、テキストファイル管理の行方も時代ごとに変わっていくのかもしれない。結局は、普通にファイル管理するのが安定するのだろうか。