GmailのエイリアスをiOSとMacのMail.appで使う方法

メールというのは個人的にも仕事でも大切な情報のやりとりをするものだ。そのため、メールクライアント選びは重要。便利だから、というのだけで実績も信頼もないソフトウェアに自分のアカウント(パスワード!)を打ち込むのはリスクが伴う。そこで、私は基本的にOS標準のアプリを使うわけです。MacでもiOSでもMail.appです。「Apple製なら信頼できるのか?」なんてツッコミもあるでしょうが、OSを任せてる時点でもう信用するしかないわけです。

話がそれた。今回はMac、iOSのMail.appでGmailのエイリアスの使い方を見つけた(ググった)のでメモしておこうと思う。
まずMacの方から。こちらは簡単。Mail.appの設定のメールアカウントのタブにてエイリアスを設定したいGmailアカウントをクリックして「メールアドレス」の項目に、実際のGmailアドレスの後にコンマ区切りでエイリアスのアドレスを追記するだけでいい。

mac

たとえば、実際のアカウントが xxxxxx@example.com (gmailに読み替えてください)だった場合

xxxxxx@example.com を xxxxxx@example.com, xxxxxx+alias1@example.com, abc@example.com

という具合に入力すればよい。エイリアスは事前にGmailのウェブにて設定しておいた方が確実だろう。

次はiOSの方。こちらは少し手順を踏む必要がある。さらに、機能の制限がつく(連絡先とカレンダーの同期が出来ない)。
通常はアカウントを登録する時にGmailを選んで登録するが、そうするとMacでやったような複数アドレスをコンマ区切りで入力することができなくなる。そのため、登録済みの場合は一度登録を解除して、一般のメールアカウント、として登録する必要がある。

写真 2014-02-06 4 57 50通常の「Google」ではなく一番下の「その他」から登録する。そこでIDやパスワードに加え、受信サーバー(IMAP)や送信サーバー(SMTP)の設定を聞いてくるので、

 

受信サーバ
ホスト名:imap.gmail.com
ユーザ名:自分の実際のメールアドレス
パスワード:Gmailのパスワード
SSLの使用:あり
ポート:993

 

送信サーバ
ホスト名:smtp.gmail.com
ユーザ名:自分の実際のメールアドレス
パスワード:Gmailのパスワード
SSLを使用:あり
ポート:465

 

 

 

こんな具合でいけるはず。登録後はメールとノートのみ利用できる。さて、ここでやっとMacと同じ状態まで持ってきた。メールアドレスとエイリアスをコンマ区切りで入力しよう。

写真_2014-02-06_4_57_23-4-4

 

ココにメールアドレス郡を入力して登録すると、もう一階層できる。

写真_2014-02-06_4_57_30-4

 

エイリアス一覧が表示される。これで登録は完了。今後はメール作成する際に、これらのメールアドレスから選択して送信者を設定できる。

これでより便利にGmailを使えるようになる。特にGoogle Appsを使ってエイリアスを作りまくってる、またはキャッチオールで利用してる場合は便利になるはずだ。なお、前述したように、一般アカウントだとメールとノートしか同期できないので、連絡先やカレンダーを同期したい場合は、追加でGmailアカウントを別に登録して、そこでメールを非使用にして使うといい。

でも、自分はGoogleAppsからの移行を検討中だったりする。iPhoneをキャリア変えようと思って、その際にキャリアメールは完全にやめてEmailだけでやろうと計画しており、ActiveSyncは必須となるがGmailは無料だとただのIMAPでしか使えないので遅延が厳しい。Gmailアプリでプッシュすればリアルタイムにいけるけど、あのアプリ使いにくくて嫌い。複数アカウントのUnifiedもできないし。

というわけで、今のところ無料でActiveSyncにも対応してるZohoMailが最有力候補となっている。他にもいくつかサービスがあるので、次のエントリに比較をまとめてみようと思う。

以上、これからGmailをやめようとしてる男のメモでした。

 

カレンダーアプリが熱い!!

最近モバイルでカレンダーアプリが熱くなっている。いくつか紹介しよう。

Cue

Screen Shot 2013-04-06 at 1.42.19

CueはもともとGreplinというサービスだった。TwitterやFacebookなどの自分のアカウントを登録して、一箇所ですべて検索可能にする、というサービスだったと記憶している。だが、なかなか需要がなかったか、カレンダーアプリに鞍替えしたようだ。まだヘビーに使ってないが、前事業に関連して、ソーシャルサービスと連携する機能はついてる。各種サービスのタイムラインとスケジュールを一括管理できるということだろうか。

 

Tempo

Screen Shot 2013-04-06 at 1.42.08Tempoは最近一気にブレイクしたカレンダーアプリ。同様に一気に人気を博したMailboxと同じように、アプリ利用するまでに順番待ちになっている。今始めても最低でも数日は待つ必要があるだろう。このアプリは比較的王道のPIMとして利用できるようだ。ようだ、というのは、こちらもまだそこまで使ってないのだ。iPhoneのカレンダーに直接アクセスして同期が可能。連絡先も連携して利用できる。さらに、Gmailなど自分が使っているメールアカウントを登録することで、スケジュールに自動的に関連するメールを紐付けることができるようだ。そのメールに添付されてるファイルもうまく取り扱うことが出来る。自分は疑り深いので、連絡先へのアクセスも認めてないし、メールアカウントも渡してない。のでカレンダーのみしか利用してない。限定的なものだが、iPhone標準のカレンダーアプリよりは見やすい。

 

Sunrise

Screen Shot 2013-04-06 at 1.41.50

Sunriseも少し前に話題になったアプリだ。基本的にFacebook連携みたいで、利用するにはFacebook認証が必要になる。自分は疑り深いので、無駄にFacebookのアクセス権を認めないので、こちらも門前払い状態である。だが機能面、UIは良さそうである。

 

まとめ

どれも良さそう。でも、しょうがないことだが、いろいろ個人情報へのアクセスを要求してくる。アプリとしてなら良いかもしれないが、あっち側のサーバーに情報を送信・保存してサービスになっちゃうのはあまり気持の良いものではない。まだ検討の段階であるが、どれも魅力的なのは確かだ。もう少し様子を見てみよう。

P.S.

私は慎重派です。