Life is short

Shopping list of IT Giants

大企業による買収はサービスの進化を早める目的だったり、はたまた買収先の企業の人材を確保する(acquhire)のが目的だったりする。買収は投資であり、当然成功も失敗もある。さて、今回はWikipediaの有名企業(主にIT)の買収企業一覧ページがあるので、リンク貼り付けと、個人的に思いのある買収にコメントという形で書いてみようと思う。 Google Picasa @2004 – 画像共有サービス。flickrと競合するかに思われたが完全にGoogleに吸収されてしまった。 Keyhole @2004 – Google Earthになった。確かKeyholeは有料だったが買収後同機能が無料になった。 Urchin @2005 – 今のGoogleAnalytics。こちらも買収後無料で使えるようになった。 Android @2005 – モバイルOSのアレ。 Youtube @2006 – 約2000億円で買収。当時すでに圧倒的トップで、今日も揺るがない。安い買い物だったか。 Jaiku @2007 – Twitter競合のマイクロブログ。個人的にはこっちの方が好きだった。買収後まもなく終了。 BumpTop @2010 – デスクトップをリッチにしてくれるアプリ。買収後終了。 Motorola Mobility @2011 – モトローラの携帯電話デバイス部門。特許などを残しレノボに売却。 Sparrow @2012 – Mac用のGmailに特化したメールアプリ。買収後終了。 総評としては、いろんな方面に満遍なく手を出し、潰したサービスも多いが、割と上手く本体に取り込んでる印象。最近はロボットなど将来性のある事業(Google X)に力を入れる。 Apple NexT @1997 – Appleを追い出されたSteveJobsが始めた企業。Steve丸ごと買収。 Siri @2010 – みんな大好きSiri。 C3 Tech @2011 – […]


Facebook Mが始まるらしい

FacebookがSiriやGoogleNowやCortana(MS)のような音声アシスタント機能を追加する。Messengerに! 音声アシスタントはSiriが最も知名度が高いが、まだまだできることが限られているし、GoogleのGoogle Nowの方ができることも返答も多い印象。ただSiriのおもしろい返しは好きだ。Cortanaはまだまだこれからといったところ。他にもAmazonがEchoを始めてるし、今後さらに競争が激しくなっていくと予想される。 Facebook M(Android Mみたいだ)はベイエリアの数百人から始めるということで、その後全米、英語圏、その他の国へ、という計画だと思われる。すでにライバルは日本語にも対応してるし、そう難しいことではないんだろうが、Facebookという口語テキストが大量にあつまるサービスがどれほど自然な会話にできるのか楽しみである。 主な機能としては、レストランを予約したり、友達の誕生日向けにプレゼントを注文したり、なんてことができるとのこと。Messengerアプリに内蔵されるということで、使うにはいちいちアプリを起動しないといけないのはかなりのハンディとなる。もしかしたら度々噂にもなるFacebook Phoneが現実になる日が来るのかもしれない。 音声アシスタントでよく利用されるのは、メッセージ・Emailの送受信や予定・タスクの追加などだろうと思う。その分野においては、Apple(iCloud)、Google(Gmail/Calendar)、Microsoft(Outlook)はしっかり押さえてるわけで、Facebookは劣る部分だ。FacebookがSunriseを買収すれば少しは助けになったのではないかと思うがMSが買収済みだ。まぁFacebookなら自前で作る余裕と資金と規模がある。 FacebookはSocialNetworkingの巨人で今や株式総額20兆円を超える企業だ。広告収益も絶好調で、株価もどんどん上がってるが、まだ広告以外に柱となる収益事業ができていない。もちろん、その分大きな成長の余地があるともいえる。実際、WeChatが中国の保護政策(FacebookやYoutubeは禁止)の下で爆発的に成長し、公共料金の支払いや病院の予約までできるようになっている。ユーザーの生活必需品になりつつある。日本ではLINEが様々な事業を劇速で始めてるが、もしFacebookがどうようのことを始めたら世界が変わるだろう。世界中どこへ行ってもFacebookアプリで支払いやレストラン予約やホテルの部屋の解錠などができるようになったらLINEみたいに(メッセンジャー機能以外)ほぼ日本向けなサービスは滅ぶかもしれない。mixiのように。 ただfacebookもすでに動きが重い。Oculus事業や音声アシスタントのように最先端技術を追いかけてる間に、LINEはスタンプ/ステッカーを収益源にしたし、個人が売れるようにもした。パクリと言われようとも、Facebookもきっちりライバル潰しの機能拡充は必要なんではないかと思う。 できればEndToEndの暗号化を実装してほしい。


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