TablePlus – Database Management Tool

TablePlus

まだ手元のウェブ開発ではMySQL5.7を多用してるためまだMySQL8を触ってないが、そろそろ試用してみないとと思い情報探ると、どうやらSequelProがMySQL8に対応していない。そもそも2016年でアップデートも止まっている。そこで、目についたTablePlusを試してみた。(で、買った)

TablePlus

TablePlusはベトナムの2人で開発してるDB管理アプリで、対応しているのがMySQLを始めPostgreSQL、MS SQL Server、Oracle、Redis、Cassandra、SQLiteなど多彩だ。

Workspace

UIもシンプル・クリーンでSequelProと似た感じで使える。
面白いのは、画面上で変更した箇所がすぐにはサーバーに送られない点だ。スナップショットを取られ、それ以後に変更したものは変更点のみのSQL文としてエクスポートできたりする。もちろんボタン一つでサーバーに送られ反映される。

CodeReview

軽快に動くのでSequelProからの移行を考えているなら十分な候補になる。しかも時間制限なく無料で使うこともできる。ただし同時に開くタブが2つに限られる。テーブルのデータ1つ、SQLエディタタブ1つ、といった具合。複数のサーバーに同時に接続できるが、タブ2つの制限があるのですぐに「買ってね」警告が出てくる。ライトな使用なら無料の範囲で十分使える。

ライセンスは$49で1年間のアップデート付き、1デバイスごとに必要だ。

またこの開発者が指摘してる点で、SSH経由でリモートサーバーのDBに接続する場合、他のアプリは既存のopensshを利用してトンネリングしているため、他のアプリからそのポートを利用されるリスクがある、と指摘している。それを防止するためTablePlusはlibsshを内蔵し独自にトンネリングすることで防いでいる模様。

最後に、購入する際にApplePayが使えたわけだが、AppleWatchで決済承認を行うのは新鮮な体験だった。

ApplePay on Mac

ApplePay on AppleWatch

 

Apple Fall Event 2016

AppleのiPhone発表イベントが近づいてきたので、直前のリーク情報や妄想まとめ。

iPhone 7 – 買うよ

  • A10 chip
  • Storage 32GB, 128GB and 256GB
  • New black color
  • IPX7 water resistance
  • No Headphone jack
  • Earpods with lightning adaptor
  • Dual lens camera for Plus
  • 12 megapixel camera
  • FeliCa support

2年周期でiPhone6持ちなので今回は買いの年。iPhone 7の新しいBlack(より黒い方)の128GBを狙う。

iOS 10

  • API for NFC/FeliCa 妄想

かなり信憑性が高まってるFeliCa対応。でも、実際にどれほど実装して使えるようにしてくるのか。Appleがやるのか、それともAPIを公開して各社が実装するのか。FeliCaはどうでもいいけど、早くApplePayを日本ではじめて欲しい。

Apple Watch 2

  • Thinner display
  • Longer battery
  • GPS

初代がまだ1年ちょっとだし、買い換える必要はないけど、内容と価格によっては買い換えるかも。iPhoneも財布もなしでジョギングして位置情報を記録してくれてApplePayもできたら最高や。

Macbook Pro

  • Intel Skylake chip
  • OLED touch panel

今はMacbook pro retina 15” mid 2012で、4年も経つけどパフォーマンスに全然不満がない。いつ買い換えるべきなのか。次の大幅な円高の時に狙うか。さっさと90円に行こう。

iPad Air

  • none

iPad pro 7”あるから買いはしないけど、在庫薄になってるらしいし、何かしらのアップデートはあるのかもしれない。iPad air 2から2年だし。

Airpods – 買うよ

  • Truly wireless earbuds

発表されたら即ポチる。ずっと待ってた。もしでなかったらBragi買っちゃう。技適あれば。

Airport Extreme 妄想

  • Siri
  • Competitor for AmazonEcho and GoogleHome

Wi-Fiのアクセスポイントが欲しくて妄想したけどTP-LINKのAnchor9が安くなってたから買ってしまった。出ても買わないかな。

さて、結果やいかに。

 

WWDC 2016 review

すでに1ヶ月以上が経ち、すでにPublic Betaまでリリースされてしまっているが、前回のエントリがWWDC予想だったので、今回はレビューをしないといけない。遅ればせながら。

iOS 10

iMessage API

予想通り。他社がAIやBotなどを進めてる中でAppleだけ何もしないわけにはいかないし。ただこちらはメッセージに定型文や画像をPUTするAPIなだけでBotなどには基本的に対応してないと思われる。iMessageの送受信APIがあれば、Bot用のAppleアカウントを作ってBotに対応させることができるだろうがAppleがそこまで公開するとは思えない。でももし公開すればサードパーティによるiMessage for Androidが可能になるだろう。そう、今回もこれはおあずけだ。秋のイベントでサプライズあるか?

Siri API

こちらも予想通り。1%としてたが。内容は6タイプのみの公開で、
– RideBooking(Uberなど乗り物の予約)
– Messaging(WeChatなどメッセージの送信。おそらくLINEも対応するはず)
– PhotoSearch(画像検索)
– Payments(支払い)
– VoIPCalling(ネット音声通話の開始)
– Workouts(ワークアウロの開始)
と、かなり用途が限定されてる。サードパーティのTODOアプリにタスクを追加、なんてことはできないかもしれない。どれかの使って代替的に対応できるのかもしれないが。AppleはAPIのオープンにかなり慎重なスタンスだから、今後広がっていく可能性が高い。

Message App 2.0

メッセージアプリが大きく進化し、表現力が蓋かになった。手書き文字の送信や相手のメッセージへの簡易返信フラグ、文字サイズや表示エフェクトなど大きく進化した。そして何より前述したiMessage APIを使ったAppStore in Messageが始まる。誰でも簡単にステッカーを売れるわけだ。LINEには大きなカウンターパンチと言える。ただし、やはりAndroid対応がないのでユーザーが限られてしまう問題が残る。これだけ多くの機能を追加しても使ってくれる人がいなければ、アプリ開発してくれる人がいなければ意味がない。

Maps & API

これは完全にノーマークだった。マップアプリにAPIを通じてレストランの予約ができたりするようになる。また、これ以外にもマップアプリ自体が大きく変わり使いやすくなった。ただ肝心の地図の内容がまだまだGoogleMapsに劣る点は否めない。そういえば、iOS 10で電車の乗り換え案内が日本(おそらく東京のみ)でも始まる。

Home

HomeKitのデバイスを操作するための専用のアプリが追加される。簡単な操作で家中のライトなどのHomeKit対応製品を管理できる。ただし日本だと対応製品がほとんどない。Siriでも操作できるよ。

Music

予想通り、Musicアプリがリデザインされた。正直微妙。慣れるまでに少々の時間がかかりそう。

Photos

他社がやってるように、写真を解析して自動的にアルバムを作ってくれるようになる(Memories)。

macOS Sierra

macOS

名称がmacOSになった。ただしナンバリングは変わらず10.12のまま。

Unlock Mac with Apple Watch

こちらも予想通り。ただしTouchIDではなくWatchのみ。Watch売りたいんだろうなぁ。Mac側は2013年以後のものが必要で、Appleアカウントも2段階認証を設定していないといけないなど幾つか条件がある。私のは無理だ。

Siri

MacにもSiriが来る。もう数年前から妄想されてたことがやっと実現。Siriで検索した結果をファイルに追加したりなど便利に使えそうだ。

Photos

こちらもiOS同様に自動でアルバムを作ってくれる。これらはすべてローカル側でやるようで、Mac、iPhone、iPadそれぞれ別個に解析作業をやるようだ。これはプライバシー優先のポリシーのためだとか。Googleならすべてサーバー側でやって各デバイスに結果を送ってくるだけだ。

Universal Clipboard

これは素晴らしい。Mac上でコピーしたテキストやファイルをiPhoneでペーストできる。今までいいちいちノートに書き留めるなど別のアプリを経由して渡さないといけなかった。

iCloud Drive

設定次第のようだが、今後はDocumentsとDesktopフォルダが自動的にiCloudDriveで同期されるそうな。これでMacを複数台使ってる人なんかはどれでも同じファイルを扱えると。iCloudDriveの容量/料金が・・・

Optimize Storage

あまり使わないファイルなどを自動的にiCloud側に置いてローカルから中身を消し、Macの空き容量を確保してくれるらしい。個人的にかなり嬉しい機能だけど、たぶん事故る人(Appleに勝手にファイル消されたと怒る人)が出てきて問題になる。復旧できるといいけど戻せなくなって完全にアウトになると厳しそう。

Tabs

一部のアプリを除いてどのアプリでもタブでファイルを開けるようになるという。サードパーティアプリも自動的にタブ対応になるはず。

Picture in Picture

SafariやiTunesの動画再生を常時前面において表示できるようになる。最近のiPadが対応してるやつ。

watchOS 3

Dock

Glanceに変えてDockが登場。さらにDockに追加したアプリは常にロード済みの状態で待機しておき、起動があっという間に。これまでにWatchアプリの起動の遅さを大幅に改善してくれる。ただし10枠。

WatchFaces

ミッキーについでミニーも登場。その他にもActivityRingsをフィーチャーしたFacesも複数追加され選択肢が増える。まだサードパーティにフルに公開はしないようだ。

Breathe

新しく深呼吸してリラックスするというフィットネス機能が追加される。1日に1回くらいはやるかな。

Scribble

手書き文字に対応。手書きを認識し文字にしてくれる。

SOS

サイドボタンを長押しすると簡単に緊急電話がかけられるようになる。海外に行った時にその国の緊急番号を知らなくてもwatchがかけてくれる。

感想

iOSは新しいiMessageやSiriのAPIでどんなアプリが出てくるのか楽しみだ。MapsのAPIはそこまで使われることはなさそう。それ以外は小粒な進化か。
macOSは空き容量を増やして欲しいので歓迎。Crashplanでバックアップしてるので、もし消されてしまっても復旧はできるか。
watchOSが一番の期待。PublicBetaのプロファイルは配布されているがまだリリースはない。watchは今後もなしのままかもしれない。

 

Writing Tools for Mac and iOS

この度iA Writerを購入した。このブログもiA Writerで書いている。Markdownで。そもそもMarkdownで書くのを前提にエディタを探し、Evernote連携のAlternoteを見つけたことはすでに書いた。だが、AlternoteはMarkdownの対応がイマイチ。しかも、書いた途端にリッチテキストに勝手に変換されてしまい、元のPlaintextが残らない。そのため、Markdown機能を無効にして使っていた。まったく意味がなかったのだ。Evernote保存という利点のみ。Version2でフルmarkdownに対応すると言ってたが、こちらも伸び伸びでリリースは今年後半とのこと。というわけで、iPad Proを新調したついでに、iA Writerを購入したわけだ。すこぶる快調で書く楽しみがある。

前置きはこれくらいにして、今回は自分が使ってるテキストエディタと用途を整理してみようと思う。

Evernote

Evernote
テキストエディタの範囲を大きく逸脱してはいるが、エディタとして大いに活躍できるソフトウェア。画像やPDFや他にどんなファイルでも詰め込むことができ、アプリ自体も結構重めなので、これで書くというのはなかなかしんどいかもしれない。なので、個人的にはエディタというよりストレージ的に溜め込んで、もっぱら閲覧が主目的となっている。無料。

Alternote

Alternote
すでに紹介したが、Evernoteを軽くしてMarkdown対応にし、GUIもかなりシンプルにしたアプリとなっている。Markdown抜きにして、ライブラリ管理できEvernoteで同期もでき、簡単に使い易いエディタを求めてる人には良いだろう。しかも、安い。840円。iA Writerを購入した今となっては出番は無くなった。

SublimeText 3

Sublime
主に技術者に人気のテキストエディタ。プラグイン機能があり、かなりの数のサードパーティのプラグインが存在し、このテキストエディタを拡張できる。アプリとしてはシンプルで軽く、様々なSyntax Highlightにも対応しており、これだけなら同様の機能のあるアプリは他にもあるが、プラグイン機能が愛される理由となっていると思う。なお、フル機能で期間制限なく無料で使えるがあくまでライセンスは購入しなければいけない。大人ならちゃんと払おう。でも高い。$70。自分はもっぱらすでにあるテキストファイルを開いたり、簡単なコードを書くのに利用している。仕事柄、数十MBほどのCSVを開かないといけないことがあるのだが、Sublimeが唯一問題なく開いてくれる。

iA Writer

iA Writer
そして、この度仲間に加わったiA Writer。どシンプルで、テキストを書くことだけに情熱を注ぎ込んだ最高のMarkdownエディタ。ジェスチャーによる操作にも対応しており、とても気持ちいい。リアルタイムでPreviewできたり、本当にMarkdown好きにはたまらない一品となっている。iCloudによるファイルの同期にも対応し、iPhone、iPadとも同期できる。Dropboxにも対応しており、そうするとAndroidアプリとも同期できる。Mac版は1200円、iOSは600円。もっぱらブログ書くのと、ちゃんとしたメモ書きなどに利用している。

Apple Notes

Appleのノートアプリ。これまたどシンプルなノートアプリだが、最近は画像や手書き、ウェブリンクの追加、など機能が増えてきた。実はノート内に様々なファイルを埋め込み保存もできる。当然iCloudでiOS/Macで同期も可能。容量はiCloudDriveのプランによるので無料で5GBか。もっぱらiOSとMacでやりとりする一時的なメモの置き場となっている。

Scrivener

Scrivener
完全に小説やレポートなど長編書きに特化したアプリ。プロジェクト単位での管理になり、様々な資料などを保存して書くことをサポートできる。お値段は5400円。もっぱら小説書きに利用している。なお、まだネタを書き留めてる段階。

というわけで、それぞれ微妙にことなる用途になってるので使い分ける必要がある。すべてをEvernoteにまとめて、各アプリがEvernoteをバックエンドに使ってくれたら助かるけど、最近はEvernoteも先行きが怪しくなってきてるので、今後どうなるか。Apple NotesやMicrosoft OneNoteがEvernoteからの乗り換えサポートをしたり、テキストファイル管理の行方も時代ごとに変わっていくのかもしれない。結局は、普通にファイル管理するのが安定するのだろうか。

 

Shopping list of IT Giants

大企業による買収はサービスの進化を早める目的だったり、はたまた買収先の企業の人材を確保する(acquhire)のが目的だったりする。買収は投資であり、当然成功も失敗もある。さて、今回はWikipediaの有名企業(主にIT)の買収企業一覧ページがあるので、リンク貼り付けと、個人的に思いのある買収にコメントという形で書いてみようと思う。

Google

  • Picasa @2004 – 画像共有サービス。flickrと競合するかに思われたが完全にGoogleに吸収されてしまった。
  • Keyhole @2004 – Google Earthになった。確かKeyholeは有料だったが買収後同機能が無料になった。
  • Urchin @2005 – 今のGoogleAnalytics。こちらも買収後無料で使えるようになった。
  • Android @2005 – モバイルOSのアレ。
  • Youtube @2006 – 約2000億円で買収。当時すでに圧倒的トップで、今日も揺るがない。安い買い物だったか。
  • Jaiku @2007 – Twitter競合のマイクロブログ。個人的にはこっちの方が好きだった。買収後まもなく終了。
  • BumpTop @2010 – デスクトップをリッチにしてくれるアプリ。買収後終了。
  • Motorola Mobility @2011 – モトローラの携帯電話デバイス部門。特許などを残しレノボに売却。
  • Sparrow @2012 – Mac用のGmailに特化したメールアプリ。買収後終了。

総評としては、いろんな方面に満遍なく手を出し、潰したサービスも多いが、割と上手く本体に取り込んでる印象。最近はロボットなど将来性のある事業(Google X)に力を入れる。

Apple

  • NexT @1997 – Appleを追い出されたSteveJobsが始めた企業。Steve丸ごと買収。
  • Siri @2010 – みんな大好きSiri。
  • C3 Tech @2011 – AppleMapsのflyover。
  • PrimeSense @2013 – Xboxの初期のKinect。今後のAppleでの採用に期待。
  • Beats @2014 – ヘッドホンとAppleMusicに。

かなり内部技術的な目的の買収が多い。ほぼ全てが本体に吸収されるので、成功や失敗は評価しにくいか。

Microsoft

  • Hotmail @1997 – Webメールの先駆け。
  • Skype @2011 – VoIPの雄。パソコン向けのビデオ会議では人気のようだが、メッセンジャー業界では負け組に。
  • Nokia携帯電話部門 @2013 – WindowsPhone向けに注力しながらAndroid端末を出したりか。
  • Mojang @2014 – MineCraftのメーカー。買収額$2500M。
  • Sunrise @2015 – モバイルで人気のカレンダーアプリ。最近終了宣言。Outlookに吸収。
  • Wunderkinder @2015 – タスク管理のWunderlistのメーカー。

Google同様にいろんな分野を手にかけるがGoogleほど無作法ではないか。買収したサービスはしばらく生き続ける場合もあるが、だいたいがその後右往左往した後本体に取り込まれる感じ。

Facebook

  • Domain @2005 – facebook.comは$200kとか。
  • FriendFeed @2009 – Twitter競合。今年まで続いてた模様。
  • Domain @2010 – fb.comは$8.5mとか。2文字は高い。
  • Gowalla @2011 – foursquareの競合。
  • Instagram @2011 – FBによるバブリーな買収第1弾。$1b!
  • WhatsApp @2014 – メッセンジャーでトップシェアを誇ってた。最近は本家のfbと双頭状態。$19bという破格の買収額。
  • Oculus VR @2014 – ゴーグル上で仮想現実などのゲームを楽しむための次世代技術なハードメーカー。将来への投資か。

ここで挙げた買収はそこまでシナジーのあるものではなかったように思う。ライバルに取られる前に確保した感じ。

Twitter

  • Atebits @2010 – Mac用クライアント「 Tweetie」のAcqhire。その後公式アプリになるが放置プレイが続く。
  • TweetDeck @2011 – こちらもクライアントアプリ。現在も続いてる。ビジネス向け?
  • Posterous @2012 – Tumblrのようなシンプルなブログサービスだった。終了済み
  • Vine @2012 – 6秒動画のアレ。
  • Twitpic @2014 – Twitterはテキストのみだったので画像を共有するためのサービス。Twitterが公式に画像サービスを始めて潰れそうになったところをTwitterに救われる。ただし、事業自体は終了し、過去の画像のホスティングのみ。

  • Periscope @2015 – ライブ中継アプリ。

Tweet機能の補完するものが多い。Twitter事業がシンプルなだけに買収目的もはっきりしたものが多い。

Yahoo!

  • Inktomi @ 2002 – サーチエンジン
  • Delicious @2005 – ソーシャルブックマーク
  • Ludicorp @2005 – flickr作った企業
  • Tumblr @2013 – 人気のブログサービス
  • Qwiki @2013 – 画像や動画を自動で編集して1つにまとめてくれるモバイルアプリ
  • Xobni @2013 – Emailクライアントにソーシャル機能をつけるアプリ
  • Rockmelt @2013 – ソーシャルに特化したウェブブラウザ
  • Cooliris @2014 – 画像を壁にタイル状に並べたようなクールなビュアー。iOS初期からあり人気だった。

衝動買いが大好きな愛すべきYahoo。昔はGoogleを凌駕する企業だったのに今では大きな差がついてしまった。買収も上手くシナジー効果を出せていない。Deliciousやflickrなどはずっと放置プレイが続いた。買収サービスをYahooブランドに変えただけ、というものも多いようで、様々なサービスを詰め込んだ雑なサービス、になってしまった印象。星の数ほどのベンチャーが生まれるアメリカでは地味に映ったか。日本ではサービスの選択肢が少ないのでYahooJapanは一般向けにすこぶる好評。

Wikipediaにまとめられてるのはこれらの企業。その他TechCrunchにThe Age of Acquisitionsといった記事もある。

 

AdBlockBlock

Yahoo Mail begins blocking users with ad block enabled

米Yahooの話(YahooJapanじゃないよ!)だけど、テスト的に一部のユーザーに対し「AdBlock入れてたらメールサービス使えないよ」という広告ブロックブロックを始めたらしい。今後全ユーザー対象や恒久化までやるのかはわからないが、面白い展開となりそうだ。確か他にもいくつかAdBlockを使ってたらサイトを使えなくしたメディアか何かあったと思う。

こうなった時に起き得ることはいくつかある。まずユーザーとしては

1. AdBlockを無効にする

もっとも単純な解決方法だ。サービスを受けるわけだから、相手の要求を飲むのは当然でもある。メールサービスなので、ユーザーにとっては必要な機能。情報メディアなら別のサイトを見ればいいが、メールだとそう簡単に代替は効かない。正しい選択だろう。

2. 別のツールを使用して利用

今回はメールサービスということで、メールアプリなどからIMAPなどで利用できる。ニュースサイトなどでは、RSSリーダーなどで全文配信されてたらリーダー内で全て完結できるだろう。(自分はそもそもこちら経由で利用する場合の方が多い)

3. もうこねぇよ

他に容易に乗り換えられたり、それほど重要だと考えてない場合は、使うのをやめるという選択だ。

AdBlockBlockを実行した場合のサービス側が受けるメリット・デメリットとすれば、

メリット
  • 確実に広告を見せることができる
  • そもそも広告を見ない客を門前払できる(リソースの節約)
デメリット
  • ユーザーが減る(他にサービスをしてる場合、そちらからも逃げられる、囲い込めなくなる)
  • イメージが悪くなる
  • AdBlockの進化によりAdBlockBlockが通用しなくなり、対策のイタチゴッコに

ふむ。デメリットも結構大きそうだ。AdBlockBlockをせず、他の収益源のサービスに誘導するという方が正しい選択かもしれない。そもそもAdBlockするような人は広告なんか見ないし、Blockしてるユーザー数もかなり限定的。

人気のPodcastアプリのOvercastは有料だったが最近無料になり、収益は支援金(パトロン)で集めるようになった。払わなくてもフル機能が使えるが、どうやら最近10000人のパトロン達成したらしい。

しかもパトロンの42%は12ヶ月プランの1400円を支払ったという。支払ったからといって何かを得るわけではない。純粋に支援金だ。単純計算でも1000万円以上となる。開発者が有名人で、ユーザーにリテラシーの高い人やソフトエンジニアなども多くいてソフト開発の大変さを理解してることから支払う人が多いんだと思う。無名の開発者やアプリでは同様のことは難しいだろう。現に人気アプリがこういうことをやったため、他のPodcast開発者からいろいろ批判もあったようだ。だが、これは新しいやり方ではあると思う。広告収入も大切だが、やはり良いプロダクトを作り、ユーザーに理解してもらうことがもっとも重要で効果的。お世話になってるからAdBlockは解除しとこう、と自ら考えさせるような。

なお、自分もAdBlockは入れてるが、traktLast.fmなんかは解除してる。ニュースメディアは広告が出しゃばりすぎて、ちょっと解除する気が失せる・・・

 

Fitness and Health apps for iOS

今回は、記録魔な自分が使っている、もしくはオススメする健康系アプリを紹介する。中にはソーシャル機能があるものもあるが、個人的に健康系は自分のために記録するもので、他人に見せるものではないと考えてるのでその辺りはレビューしない。それから基本的にApple Healthと同期できるものに限る。

MyFitnessPal

もっとも幅広い用途があるアプリ、それがMyFitnessPal。というのも、多くのアプリがMyFitnessPal(MFP)と連携でき、例えば他のランニングアプリで運動を保存したら、自動的にMFPに登録され、運動やカロリーなどの情報をまとめて管理・表示してくれるのだ。もっとも魅力的なところとしては、豊富な食品情報データベースを持っているところ。カロリーはもちろん糖分やその他の栄養素の情報もあり、ランチやディナーなどに記録をつければ自動的に摂取栄養素として登録される。そして、もちろんそれらはすべてApple Healthに同期される。健康・運動管理したい人にとってはもっともベースとなるアプリと言える。ただし、食品の検索に問題があり、検索がうまくいかない。既製品のバーコードをスキャンして登録する場合は高確率でヒットして正確に登録できる。キーワード検索の不具合が直れば完璧な機能になる。
主な用途:運動管理、カロリー管理、体重管理

Withings

Withingsはアプリ連動できる体重計などのデバイスを売ってる企業だがアプリ・サービスもある。カロリー管理などはMFPとの連携で記録でき、チャートなどアプリの画面自体はこちらの方がよくできている。個人的にはほぼビュアーとしてしか使ってない。
主な用途:運動管理、カロリー管理、体重管理

FatSecret

FatSecretはカロリー管理のためのアプリ。MFPの食品検索に問題がある分をこちらが補っているような形だ。かなり多くの食品メーカーの情報があり、日本語検索も正確だ。だがMFPほど様々なソースの食品情報がない。それから、AppleHealthに同期してくれるのはいいが、同期した分をMFPで読み出すことはされないので、Health上では統合されるが、アプリで登録したものは別々となる。そのため、完全に管理したいなら、FatSecretかMFPのどちらかに入力し続けた方がいいかもしれない。MFPの日本語検索が直れば悩む必要はないのだが。
主な用途:カロリー管理

WaterReminder

食品ついでに水分管理アプリというのもある。いろいろ試した結果最も良かったのはWaterMinderだ。Widgetからも登録できるしAppleWatchからでも登録できるのがいい。そして、WatchのComplicationに対応してる数少ないアプリの一つだ。iOS9で追加されたAppleHealthのWater項目に同期される。
主な用途:水分管理

Runtastic

続いて運動管理へ。基本はジョギングなど走る系になるだろう。だが総合サービスをやってるRuntasticは盛りだくさんだ。走るのをトラッキングするアプリの他にも、自転車走行、それから筋トレ系のアプリまである。アプリそれぞれは別個だが、すべてのデータをRuntasticのサーバーに保存でき、ウェブ上で統一管理ができる。最近では、12週間のダイエットプランをサポートする有料サービスも始めている。家にいながらジム活用できるようなものだ。後に書くが睡眠をトラッキングするアプリもある。またAppleWatchで心拍数を走りながら記録してくれる。そういえば、iPhoneのカメラ&フラッシュを利用した心拍数計アプリもある。
主な用途:運動管理、睡眠管理

Runkeeper

Runkeeperはその名の通り走るのをトラッキングする専門のアプリだ。そのため、数多くのアプリがワークアウト情報の連携としてRunkeeperを採用している。走る管理ではRuntasticかRunkeeperを使っている。どちらを使うか悩み中。両方同時に使用しトラッキングすることもできるが、AppleWatchでは1つしか使えないようだ。
主な用途:運動管理

Strava

前述の2つに加え運動管理としてStravaもある。こちらはアプリのビジュアルが良いのが魅力。だが、連携で採用しているサードパーティアプリが少なく、知名度でも少々落ちる。試して好みに合えば良いかもしれない。
主な用途:運動管理

Apple Watch Workout

AppleWatchで最も気軽につかえる運動管理アプリ。iPhoneと一緒に走ることで歩幅のサイズなどを記録しておき、その後はAppleWatchだけで走って歩数や距離などが保存できる。ただし距離がそこまで正確ではないという話も。
主な用途:運動管理

Pillow

続いて睡眠管理。Pillowは見た目も良く、シンプルで使い易い睡眠管理アプリだ。睡眠系のアプリのメリットは、睡眠時間を検知してHealthに記録してくれる他にも、睡眠の質を測ったり、睡眠が浅くなったときを見計らってアラームを鳴らしてくれるところだろう。そういった機能は後に紹介するアプリでも共通する点だ。基本的にモーションセンサーで睡眠を検知するが、Pillowはマイクを使用して、睡眠時のいびきなどの音声を保存できる機能もある。個人的にこれを使い続けているが、最近Runtastic Sleep Betterと悩み中。
主な用途:睡眠管理

Sleep Cycle

こちらは完全にAppStoreで老舗の人気アプリとなっている。Sleep CycleもPillowと同じような機能だが、独自のデータバックアップサービスがあったりする。また他のアプリが主にモーションセンサーで睡眠検知をしている中、こちらはマイクを使用して睡眠検知する技術を開発したらしい。どれだけの正確性があるのかは不明。アプリのUXはイマイチ。
主な用途:睡眠管理

他にもいろいろあるが、とりあえずこんなところ。カロリー管理はMyFitnessPal、運動はRuntasticかRunkeeper、睡眠はPillowかRuntastic Sleep Betterあたりだろう。自分はAppleWatchを使ってるので常に心拍数が記録されるし、歩数もかなり正確に登録されてるはずだ。なかなかWatchを持ってる人は少ないだろうから、歩数検知にRuntastic PedometerRunkeeper Breezeなどがオススメだ。動きを常に監視し位置情報まできっちり管理してくれるアプリに、MovesHumanArgusがあるが、バッテリーを猛烈に消費するのであまりオススメはしない。便利ではあるのだが。バッテリーが三日とか持つ日が来れば使ってもいい。

諸君の健康ライフを祈る。

 

Alternote

ものを書く練習にブログは適したメディアである。日々様々なテーマで継続して書くことは、長編の物語を書く上でもよい機会となる。と、小説を書いてみたい自分がブログを書いている一つの理由である。学生時代の国語の偏差値は40くらいだったわけだが。

世の中にはたくさんのブロガーがいてそれぞれ好みのソフトウェアで記事を書いている。自分の場合は、Alternoteだ。Alternoteはテキストエディタではあるが、その最も大きな特徴はEvernoteをバックエンドに使用したクライアントアプリである点と言える。しかもMarkdownをサポートしている。
Evernoteはマルチな目的でいろんな情報を蓄積できる素晴らしいサービス・アプリケーションだが、クライアントアプリが比較的重めで、気軽にテキストを書くようなことには適していない。その点、iA WriterなどはMarkdownをサポートし、軽快にシンプルに気持ちよく書くことができる。それらの良いところ取りをしたのがAlternoteだ。

現状はまだMarkdownはフルサポートされておらず、さらにMarkdownSyntaxが自動的にリッチテキストに変換されてしまうので、純粋なプレーンテキストとして扱えない。だが、それも次のバージョンで解決されるだろう。

またiOSアプリの開発も進んでるようなので、MacでもモバイルでもどこでもMarkdownでEvernoteのノートを書くことができる。そう、Alternoteは今のところMac専用でiOS版も追加されるが、その他のプラットフォームについては未対応。最近は先進的なアプリはMacが先、またはMacのみ、というのが増えている。おそらく開発者が自分で使ってるのがMacだから、というのも大きいのかもしれない。ベンチャーやスタートアップの開発者の多くがMacを使っている。

もしあなたがMacを使ったことがないなら、一度使ってみることをススメる。確かにWindowsのようなアプリの数はないが、デザインが良く使い易いアプリが多い。その多くが有償だったりするが、Mac使いはソフトウェアに対価を支払うということを知っている。(自分のまわりのWindowsユーザーはほぼ全て無料厨だ)
ゲームをするならWindows一択だが。

というわけで、Alternoteを推薦する。なお、ステマではない。

 

Google Play Musicもきた

ここのところ、サブスクリプションの音楽聞き放題サービスが次々と日本でローンチし始めた。時系列にするとこんな感じ。

  • 2006-10-03 Napster Launched
  • 2010-05-31 Napster Closed
  • 2012-02-XX Sony Music Unlimited Launched
  • 2015-03-30 Sony Music Unlimited Closed
  • 2015-05-27 AWA Launched
  • 2015-06-11 LINE Music Launched
  • 2015-06-30 Apple Music Launched
  • 2015-09-03 Google Play Music Launched

5月以後に大手のプレイヤーが続々とサービスイン。AmazonはPrimeで動画を始めることになってるが、アメリカでは音楽サービスも展開してるので、これも日本にやってくる可能性がある。MicrosoftもGroove(旧 Xbox Music)があるが、日本ではストアのみで聞き放題サービスはないようだ。

アメリカでは他にもSpotifyPandoraRhapsody(旧RealNetwork & Napster)TidalRdioDeezerなどがある。

さて、簡単に機能と料金を比べてみよう。

Apple Music Google Play Music AWA LINE
料金 980-1480 980 360-980 500-1080
プラットフォーム iOS Mac Windows Android AppleTV Android iOS Web iOS Android iOS Android Web
ロッカー 25000曲 50000曲 なし なし
特徴 Connect(ミュージシャンとの交流)
Beats 1(ラジオ)
キュレートプレイリスト
家族料金
ロッカーが大きい ラジオ的な格安のプラン LINE友達と共有

邦楽ライブラリは日本勢の方が優勢なのかもしれないが、機能面やプラットフォーム面でAppleやGoogleが優るか。特にAppleMusicはiOSに深く実装されているため、ライブラリに追加したものはAppleのMusicアプリ以外でも聞くことができる。GoogleもAndroidでは同様か?AWAやLINEにはAPIがなさそうなので、公式アプリでしか聞くことができないと思われる。
GoogleのLockerは無料で50000曲もあり、AppleのiTunesMatchが無料で使えるようなものだ。果たしてGoogleはこの機能を実現するためにレコード会社になんらかの支払いをしてるんだろうか。

個人的にApple信者なのでAppleMusicもしくはiTunesMatchということになるが、無料で音楽を楽しみたい人はGoogleになる。

Choice is yours.

Photo by @HayeurJF
 

Apple Musicでプレイリストを共有する方法

Apple Musicが始まってもう2ヶ月が経つ。みんな楽しんでるだろうか。いや、そうでもないか。iPhoneユーザーなのに使ってない、もしくは知らない人も多いんだろう。
そんなApple Musicだが、自分は信者度を高めるために継続することにした。洋楽でもアルバムの発売日からすべて聴けるのは素晴らしい。邦楽好きの人は音楽ストリーミングサービスは向いてない、のが現在のところ。そもそもコンテンツが提供されないから、どのサービスでも楽しむことはできない。

さて、Spofityではソーシャルな機能で他の人が作ったプレイリストをフォローして常に編集され変化していく音楽リストを楽しむ機能がある。Apple Musicにソーシャルな機能は一見ないようにみえるが、一応プレイリストを共有して友達同士で楽しむことが可能だ。ただ音楽聞き放題サービスではないのだ。

iTunesで共有する

プレイリストを開いて ・・・ ボタンをクリックすれば共有できるメニューが現れる。
share on itunes
それを選択すればプレイリストが共有設定になり、共有のためのURLをコピーしたりメールで送ったりできる。

共有をやめるときも同じところだ。
cancel sharing

iPhoneで共有する

iPhoneでも同じようにプレイリストを開いて Shareボタン(箱から矢印が上に伸びてるやつ!)をタップすればOK。

share on iphone

でもバグなのかわからないが、普通ならこちらもメニューが出ると思うが、iOS 9 Betaの現状何も現れない。が、共有にはなっている。ただ共有URLが取得できない。iOS 8.4や9のリリース版だと問題ないだろう。

共有の解除は EDIT から編集モードにして共有のスイッチをオフにすればOK。
cancel sharing

共有URLを友達に知らせれば、自分が作ったプレイリストを友達が聴けるようになる。もちろん、その友達がApple Musicユーザーの場合だ。またApple Musicのライブラリにないものは当然聞くことができない。邦楽全般は厳しいだろう。

現状の注意点

最後に注意点としては、自分で共有URLをクリックして開くと、どうやら自分のプレイリストが共有された側になり、閲覧のみになるようだ(OS X 10.10.5 iTunes 12.2.2.25で確認)。そうなると、プレイリストの管理権限が完全に失われ、AppleMusicライブラリにない音楽も再生できなくなる。たとえローカルにあっても。自分はプレイリストを削除して作り直した。

最後に、私の好みの洋楽メインのプレイリストが、こちら。それからBGM向きのサントラメインのプレイリストが、こちら

まだまだApple Musicはバグや不足している機能があるが、個人的に好きなサービスになっている。9月9日にはMusic関連の発表があるかもしれない。Android向けやAppleTV向けの対応があるから必ず触れるはずだ。楽しみに待とう。